学校統廃合と小中一貫教育を考えるネットワーク
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東京・杉並区
高円寺小中一貫校反対/有志と被害者の会Twitter
内容と目的:
当問題に関する専門家のご意見と今後の対応。
スラップ訴訟とは、訴訟の経緯、建設疑惑(建物が危ない)。
当問題の根源である杉並区の行政を正す。
ゲストの3氏によりこの高円寺問題を社会に幅広く配信する。
日時:平成29年7月10日(火曜日)
19:30~約2時間
場所:パンディット (Pnudit)
高円寺北3-8-12 フデノビル2F
ゲスト:水谷(みずのや)和子氏(豊洲・築地市場関連でご活躍の一級建築士)
烏賀陽弘道氏 (元朝日新聞記者、スラップ訴訟等、多数執筆)
三浦佑哉氏 (杉並法律事務所、高円寺在住の弁護士)
注: 当日、参加費は無しですが、ワンドリンク500円のご注文お願いします。
協賛:みんなの会、フォーラム杉並、他 (まだ未確認)
お問い合わせ
高円寺北1丁目被害者の会
代表 金森 克之
詳細はこちらから
子どもの人権・学習権を守るとは
杉並区で最も空気が悪いと言われる環状七号線に面した中学校が、校舎一体型小中一貫校になると聞いた時は信じられませんでした。マンションで言えば8階建ての高さで敷地の南側半分以上に建ちます。当然校庭は北向き、100mトラックは斜めにしか取れません。放課後の校庭遊びは部活のため犠牲になるのでしょうか?
環七公害から子どもたちの健康を守るために、住民運動で植えられた樹木もほとんど切られてしまいます。自然の少ない杉並区で、どの学校にもあり奨励されていたビオトープも作れません。緑や自然に触れることなく、日陰のプランターがあるだけです。ここで6才から15才の子どもたちが9年間生活するのです。
登校拒否・不登校の当事者や親の会の方たちから様々なことを教えてもらった私が最も気になるのは、9年間同じ場所で人間関係が固定してしまう怖しさです。しかも中学生は、1年から3年までが死角の多いワンフロア・・「これでは1年生はトイレにも行けない!」と言ったお父さんもいます。
中学の特別支援学級は小学生のフロアにあります。小学校を卒業して、隣にある中学校の支援教室に行くのです。同年齢の中学生と交流するには2階から6階に上がらなければなりません。彼らの中学生としてのプライドはどうなるのでしょう!学童クラブに所属する子どもたちは夏休みも冬休みも一日中ここにいるのです。
「子どもの収容所?!」と言った人がいます。ミヒャエル・エンデの「モモ」で、時間を盗まれた町では、子どもたちが非人間的な軍隊式の学校に閉じ込められたことを思い出します。子どもたちは新しい校舎で幸せでしょうか?いじめが起きないわけがありません。この統廃合で一緒になる学校は比較的小規模です。広い南向きの校庭で元気に遊び、日本メダカの観察や世話をしています。日向ぼっこをしている中学生は楽しそうです。
教育は効率ではありません。差別や競争のない、子どもたちの人権や学習権が守られる教育制度にしていくことが最終的には基本ですが、現状でも豊かな感性をはぐくむ環境を子どもたちに用意することは、大人や行政の責任だと思います。
友人の孫(中学生)は、部活でのいじめと学校や教師の不適切な指導で不登校になり、死のうとしました。「何でも言うことを聞くから死なないで!」と必死で頼む祖母に「何でも聞いてくれるなら、今すぐ死なせてくれ」言ったそうです。
祖母が親の会につながり見通しを持てたことで、3年になり担任が代わると登校し始めました。「この一年間は本当に楽しかった。無理だと言われた希望校にも進学できた」との感想を卒業式で述べ、高校には元気に登校しているそうです。祖母から電話があり、「親の会に紹介してもらって本当によかった」と何度も話していました。
5月7日のプレ集会で子どもたちの言葉やシンポジウムでの発言を感動して聞きながら、8月の全国の集いにはぜひたくさんの参加を実現したいと思いました。
2017.6.26(小林久枝)